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スーパー堤防に関する公開質問書6回目の回答

2014年9月9日[火]

スーパー堤防問題
江戸川区宛て公開質問書6度目の回答と
国土交通省江戸川河川事務所宛質問書に対する回答

江戸川区は、多くの人々の反対の声を無視して、7月3日から事業予定地の直接施行(住居の強制取り壊し)を開始しました。残りの住居についても、予断を許さない状況が続いています。
現住居を終の棲家として余生を送るとしてきた人たちに対する江戸川区のやり方はあまりにもむごいと言わざるを得ません。

私たちはそのように公権力を行使する強制立ち退きから地元住民の生活を守らなければと考え、昨年9月30日以降、江戸川区に対して、「北小岩一丁目スーパー堤防問題」に関する公開質問書」をこれまで5回提出してきました。
現在の混沌とした状況を打開する道は、江戸川区が直接施行の方針を捨てて、居住している地元住民と誠意をもって、とことん話し合いをしていくしかありません。

江戸川区にそのような姿勢を示されるため、8月21日に現在の状況を踏まえて、公開質問書(その6)を提出しました。
9月2日付けで江戸川区から回答がありました。

今回の回答は江戸川区の従前の主張を繰り返し述べたもので、特に目新しいところはありません。今後も江戸川区に対してその姿勢と本事業の意味を問い質し続けることが必要だと考えています。

なお、今回はスーパー堤防の部分盛り土工事を発注した国交省江戸川河川事務所に対しても、公開質問書を提出しました。

*江戸川区宛て質問書と回答はこちらでご覧になれます。
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今回は江戸川区だけではなく、国土交通省江戸川河川事務所にも「江戸川北小岩一丁目地区の高規格堤防に関する公開質問書」を提出しました。江戸川河川事務所には今年3月に高規格堤防の安全性に関する質問書を提出しており、今回が2度目になります。

今回は主に次の2点について質問しました。
① 本事業に関する土地区画整理法による事業計画が変更されていない現状で、国土交通省が盛土工事を実施するのは土地区画整理法に抵触するのではないのか。
② 江戸川のスーパー堤防整備計画区間約22㎞を整備するとすれば、約8,000億円という超巨額の河川予算が必要となり、現実性がまったくない。わずか120mの北小岩一丁目地区のスーパー堤防を整備することに治水対策としての意味があるのか。

①については、「土地区画整理法に抵触するものとは考えていないと、江戸川区から聞いております。なお、詳細は江戸川区にお聞き下さい。」という回答で、国土交通省としての判断を回避しました。
②についてはまともに答えることなく、不明瞭な回答で終わってしまいました。
詳しくは質問と回答をご覧ください。

*国土交通省江戸川河川事務所宛て質問書と回答はこちらでご覧になれます。
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